モクセイ
甘い香り、学名の意味はギリシャ語で「香りのある花」












甘い香り、学名の意味はギリシャ語で「香りのある花」
分 類 | : | モクセイ科モクセイ属 |
学 名 | : | Osmanthus fragrans Lour. |
原 産 地 | : | 中国 |
抽 出 | : | (部位)花、(方法)溶剤抽出法、低温真空抽出法 |
芳 香 | : | フローラル系ミドルノート、甘い香り |
作 用 | : | 鎮静、解毒作用、鎮静、利尿効果、(妊娠中・授乳中の方は使用を避ける) |
主 成 分 | : | リナロールオキサイド、リナロール、ゲラニアール、β-イオノン、ジヒドロ-β-イオノン、α-イオノン |
秋に橙黄色の小さな花が咲いて、一帯に甘い香りを漂わせるのはキンモクセイ(金木犀・丹桂)です。少し遅れて、白い花と甘く清々しい香りのギンモクセイ(銀桂)が咲き出します。他にも花色の違いによるウスギモクセイ(金桂)があり、モクセイ、桂花と総称することもあります。
近縁種であるヒイラギとの交雑種と言われるヒイラギモクセイも庭木などに多く利用されています。
精油の抽出には、一般に水蒸気蒸留法を用いるケースが多いのですが、熱や圧力、水分によって精油成分が破壊されやすいデリケートな植物の場合、有機溶剤を使って常温抽出します。溶剤抽出法で得られた精油はアブソリュートと呼ばれます。
参考まで、低温真空抽出法は今世紀に日本で開発された最新抽出法です。40℃前後で低温抽出するため、熱に弱い精油成分も効率よく抽出でき、コストも低いとされています。