熱帯の蔓性植物だろうと、勝手に思いこんでいました。 「これは何かな?」 中国からやって来たノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ(凌霄花)ですね。 その記で探しますと、あちこちの庭や公園で見ることができます。 そして、存外大きな樹木であることも分かると思います。 写真の樹木は、幹まわりが一抱えもある大木に育っていました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Campsis grandiflora" ● 原産 : 中国 ● 分類 : ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属 枝から気根を出して、まるで蔓が登っていくように這い上がるそうです。 でも、街角で見掛けるものは、どちらかというと垂れ下がっているのです。 トロピカル・イメージたっぷりで、異国情緒さえ感じさせますね。 でも、そのイメージに反して、日本には平安時代に渡来したとされています。 寿命も長くて、樹齢何百年という個体もあると聞きました。 夏の間、数え切れない橙色の花を咲かせ、降るように散らせ続けます。