(広い広い牧場とたくさんの馬たち) 古い写真を引っ張り出しています。これは初期のデジカメ(なんと35万画素)で標準撮影したものですから、画質は仕方がないという環境でした。 馬に詳しくないので「日高という地」と「馬」との関連がよく分かっていませんでした。ここは競走馬を育成するメッカだったのですね。競馬は全く知らないのですけれど、オグリキャップという名前は知っています。そうした名馬が育った地だということが、この時によく分かりました。
新冠の判官館森林公園に通りかかりました。説明するまでもなく、九郎判官義経の館という意味です。2年前に、岩手の平泉から都を経由して、青森の三厩にある「義経寺」を訪ねました。蝦夷地よ呼ばれた北海道にも多くの義経北行伝説があることを実感したものです。頼朝の追討を逃れて蝦夷地に渡った義経は、ここに館を築いたのだとか。因みに、「判官館」は衣川(岩手)にもあります。
海岸沿いを走って、ちょっと休もうと車を止めました。海岸を歩いて砂地に見つけたのは、なんとスミレです。これは、初めて出逢ったイソスミレでした。季節柄、返り咲きということになります。 こんなこともあるのですね。実は、もう少し時間があれば、もっと襟裳岬に近い位置にあるアポタチツボスミレなどが自生する山、アポイ岳を間近に見てみたかったのです。
実は、北海道の道路はもっと安定して早い速度で走ることができるのだろうと思っていたのですが、意外にも、地元の車はゆっくり走ることが分かりました。もっと遠くまで走ることができると計算していたのですが、この辺が限界のようで、帰りの飛行機の時刻を考えると、もう引き返さなくてはいけないタイミングでした。まぁ、イソスミレにも出逢えたので、運が良かった方かも知れませんね。