() 山形の海岸線を新潟方面から秋田方面へ移動していました。鳥海山を右に見て、日本海を左に見て、ふと、目に付いたのは「遊佐十六羅漢」という海岸にある溶岩に掘られた大きな羅漢像たちです。 寺院の和尚さんが、荒波で亡くなった漁師の供養と海上安全を祈願して造ったとされています。資料によると、自分で掘ったのではなくて、地元の石工たちに発注したということのようでした。
おー、日本海ですね。東尋坊を彷彿とさせる景色が拡がっています。急ぐ旅でもないので、ゆっくりと歩き回ってみました。こんな里で生まれ育ったら・・・、などと他愛もないことを考えてしまいそう。
雨、風、潮と厳しい自然にさらされる羅漢さんたち。どんどん小さくなって、表情も分からなくなのではないでしょうか。完成は1800年代半ばですから、200年近く、ここでがんばっている訳ですね。