(犀川の清らかな流れ) この水車が回る風景をTVで見たことがあり、一度訪ねてみたいと、何となく頭にはあったのです。宿泊地への移動の通過点であった安曇野。「安曇野かぁ・・・!」。思い立って、ひょいと立ち寄ることにしたのです。インターネットで観光地図を眺めていて良かったですね。その気まぐれは完全に成功でした。 ここは大王わさび農園に隣接しています。市街地から近い観光地でありながら、目の前に大きめの猛禽類が営巣している樹木が見えました。川の流れは清らかですが、一方、ワサビ田に流れている水は湧き水なので、清流と言うしかありません。その水量は一日12万トンという規模で、湧き水なので年間を通じて水温が一定しています。
日本最大のワサビ田だとされています。わさび収穫量は、なんと年間150トン!想像がつきませんね。近くで見ると、土ではなく砂利にわさびが植えられているというイメージです。確かに、土があっても、常に水が流れている訳ですから、砂利だけになってしまうのでしょう。それなら、最初から砂利で良いことになります。しかしながら、養分は極めて貧弱な土壌ですから、150トンのわさびを収穫できるという事実に、改めて、驚かされてしまいます。
散策コースを歩いてみました、とても広い場所です。レストランなどもあったのですが、わさびソフトクリームを食べた程度で、もっぱら歩き回っていました。花木や草がいろいろあって、なかなか楽しい散策でした。