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用語 戻し交雑(もどしこうざつ、backcross) 2015/04/23
「戻し交雑(もどしこうざつ)」、「戻し交配(もどしこうはい)」とも言う。
説明 両親(P1, P2)の交配から得られた子孫(F1)に対して、改めて、P1またはP2を交配することを言う。
更に繰り返し交配することもあり、別形質を持つ遺伝子を取り込む技術として、品種改良に活用される。
補足説明
 生物(動物、植物)の異なる2種(P1またはP2)間の交雑により生み出される第一世代雑種を、一般に(F1)と呼ぶ。(F1)は両親の種に対する遺伝子(ゲノム)を半分ずつ持っている。
 (F1)が稔性を有していて、子孫を残すことが可能な場合、(F1)同士の交雑によって(F2)、つまり、第二世代の雑種が生じたり、(F1)と親種(P1またはP2)との交雑(戻し交雑)が生じたりすると、2親種のゲノムの比率が異なる様々な雑種個体が形成される。
 また、(F1)が親種とは異なる種と交雑すると、3種類以上のゲノムを持った雑種個体が生じることもある。
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