なんとも多機能でタフなサブカメラ
(PENTAX) Optio WG-2 GPS
山に登ったり歩きまわったりする際、NIKON D70を首にかけて、D80を入れたリュックを背負っていました。景色や、植物が生育している環境を撮影する目的があって、いつでも撮影できる状態にしておきたかったのです。でも、カメラが重いというだけでなく、岩にぶつけたりすることは日常茶飯事でした。
これではいけないと、コンデジの復活を考えていました。選択肢は数え切れないほどあった訳ですが、アウトドア志向の丈夫なカメラを意識するようになって、いつしか、Optio
WG-2
GPSが気になり始めたのです。
水深12m防水、対ショック1.5m、防塵、耐寒性能、耐荷重性能・・・、これはタフなカメラです。
初めて秋田駒ヶ岳の登った時、同行した全員のカメラが正常に使用できなくなったことが忘れられません。防水性能は絶対不可欠だと思っていました。
それだけでは決定要素にはなりません。このカメラには「デジタル顕微鏡モード」なる1cmマクロをガシガシとズームアップする機能があるのです。葉っぱや種子にカメラを載せて、拡大写真を撮影できる訳ですが、それでは画像が真っ暗になってしまいますよね。なんと、レンズ周辺にLEDライトが6個配置されていて、明るく撮影できるのです。
このLEDライトは「自分撮りモード」で、液相が見えない状態で、カメラが自分たちをどのようにキャッチしているかを表示するんですよ(賢い)。これは、人の顔をキャッチする機能がベースになっています。おもしろいのは、人だけでなくペットも登録できる機能・・・。ニャンコを登録するとオートフォーカスが自動追尾機能により追いかけるということでしょうか。
スローモーションで撮影できます。インターバル撮影もOKなので、花が開いていく様子をパラパラ漫画のように見ることができます。要注意のGPSも付いています。まだ分厚いマニュアルを十分に読み込んでいないので、もっと多彩な機能があるのかも知れませんね。
手ブレ防止装置はついていますが、「デジタル顕微鏡モード」でシャッターを押し込むと、手ブレでは済まないだろうと思います。それで、防水リモコンを同時に購入しました。手にとって見ると、裏ぶたを開けるツメが見当たらず、ネジ止めしてあります。マニュアルによると、電池を交換する機能がないのだそうです。不思議に思うかも知れませんが、仕様では5万回ボタンが押せるそうです(まぁ、そこまで使う前に壊れるかも知れませんね)。
[ おまけ ]
防水性を確保するために電池交換というファンクションを犠牲にしたということらしいですよ。考え方がダイナミックですね。でも、これを敢えて分解して確認した強者がいらっしゃって、ボタン電池がハンダで固定してあったようです。どうしても交換したい方は、防水機能と刺し違える覚悟と自己責任でどうぞ!って感じでしょうか。