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ヒゴイカリソウ (肥後碇草) | (メギ科) --- Epimedium grandifolium C. Morren var. higoense --- | 徒然草 |
学名を見ると面白いことが分かるのですが、イカリソウと同様にヤチマタイカリソウの変種と読むことができます。ただ、常識的に考えて、ヤチマタイカリソウの方が稀有な存在であることは間違いありません。
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![]() 於) 熊本県 2009年4月16日撮影 |
![]() 於) 熊本県 2009年4月16日撮影 |
![]() 於) 熊本県 2009年4月16日撮影 |
![]() 於) 熊本県 2009年4月16日撮影 |
![]() 於) 熊本県 2009年4月16日撮影 |
ほぼ純白といって良い花色で、花茎が濃い赤紫色をしており、とても美しいコントラストを見せています。撮影した時はとても喜んだのですが、トキワイカリソウかなぁ!程度の認識で、しっかり調べることないまま放置していました(反省)。九州でトキワイカリソウというのも変だと気づき、丹念に調べて見ましたら、葉の表面に白い開出毛がびっしり生えていたのです。下のイカリソウの葉と比べてみて下さい。 [注] 開出毛(かいしつもう):茎や葉の面に毛が生える状態を示す言葉で、面から直角に近い状態で出ている毛を言う。 |
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![]() 於) イカリソウ(栽培) 2004年5月24日撮影 |
![]() 於) イカリソウ(栽培) 2004年4月24日撮影 |
前述の通り、ヤチマタイカリソウがイカリソウやヒゴイカリソウの母種(学名上の母変種)ということになってしまいます。 地理的分布をみると、ヤチマタイカリソウが四国、イカリソウが本州、ヒゴイカリソウが九州と住み分けています。元来、学名が意味する通り、大きめの花ですが、母種であるヤチマタイカリソウが小さめで、その意味でも少し違和感があります。 さて、この3種ですが、実は花の色ではなくて、葉の毛の状態によって分類された経緯があるのだそうです。葉表面の毛の有無について、ヤチマタイカリソウは両面とも無毛、イカリソウは裏面のみ有毛、ヒゴイカリソウは原則として表面のみ有毛という特徴があります。ただし、毛の有無は連続的な変異の枠を超えない性質であり、現在の知見としてヒゴイカリソウはヤチマタイカリソウにまとめられる見解が強いとのことでした。 |
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(2011/09/18) Latest Update 2022/08/26 [240KB] |