背の高いシソ科の総状花序 ハナトラノオ(花虎の尾)
トウモロコシやナス畑の横で育てられていました。 「これは何かな?」 観賞用切花として好まれるハナトラノオ(花虎の尾)です。 シソ科で茎が四稜形なのでカクトラノオ(角虎の尾)とも呼ばれます。 園芸植物として、得難い良い性質を持っているようですね。 丈夫で耐暑性にも耐寒性にも優れ、花期が長く、繁殖力も強い! 土質も選ばず、ぐんぐん成長し、地下茎で増えて群落を形成するそうです。 ご覧のような総状花序に白、薄紅、または薄紫色の花を咲かせます。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Physostegia virginica" ● 原産 : 北米 ● 分類 : シソ科ハナトラノオ属 属名の「フィソステギア」で呼ばれることもあります。 この属の内で栽培されているのは、主に本種なので、まぁ良いのでしょう。 なんとなく横文字の方が似合いそうな気がします。 北米原産と記載しましたが、バージニア州と特定されているようです。 学名に表れていますね。 日本に渡来した時期も、大正時代と特定されているようです。 良くわかりませんが、明確に記録されているものなんですね。 オカトラノオを紹介済みですが、トラノオと言う名の植物は他にもあります。 ハナトラノオはマイナスイオンは出しませんよ(別の植物です)。 混同しないように気を付けましょうね。