秋 多彩な花を咲かせる ダイモンジソウ(大文字草)
花弁は5枚、上3枚は短く、下2枚は長く、「大」という文字に似ています。 ヒントを出し過ぎですが、まぁ、「これは、何かな?」 日本や中国に自生するユキノシタ科のダイモンジソウ(大文字草)ですね。 色、全体の形態、八重咲き等を含めて、いろいろな変異があります。 変種が少しあるようですが、ほとんどは同じ種の園芸品種のようですね。 その変種の情報がありましたので、羅列してみましょう。 ■ カエデダイモンジソウ ■ ミヤマダイモンジソウ ■ イズノシマダイモンジソウ ■ ヤクシマダイモンジソウ これ以外のアカバナダイモンジソウ等は園芸品種という訳です。 簡単な鉢に植えられて、ホームセンター等で販売されている季節です。 実は、随分こなれた価格になったのですよ。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Saxifraga fortunei var. incisolobata" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : ユキノシタ科ユキノシタ属 自然に自生しているものは、山地の湿った岩場等に群生しているそうです。 学名を直訳すると「石を割る」、つまり「石割草」というところですね。 盛岡地方裁判所構内に「石割桜」という桜の木があるのを思い出しました。 園芸品種には「紅桜」とか「伊予の舞」等という名前が付いています。 紅花系に人気があるようですが、白や緑系も良さそうですね。 写真だけで現物を見ていないのですが、「鶴の舞」が美しいようです。 是非、いつか実際に見てみたいものだと思います。 展示会向きの花だなぁと思います。 所謂、「盆草」に仕立てると似合いそうで、趣味の方は堪らないでしょうね。 普通に見られるユキノシタ("Saxifraga stolonifera")もなかなか清楚ですよ。 花をアップで見たことがあれば、良くわかると思います。 葉のゴツゴツしたイメージが強いのですが、花は鑑賞に堪えると思います。 まぁ、いつか、紹介してみましょう。