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★★★ 枝先にたくさん付いた「どんぐり」 シラカシ ★★★

枝先にたくさん付いた「どんぐり」 シラカシ

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枝先にたくさん付いた堅い果実「どんぐり」 シラカシ(白樫)

公園で、多種多彩、かつ大量のどんぐりたちが転がっているのを見ました。
子供の頃、どんぐりと一言で覚えていましたが、実はいろいろあるのです。
さて、「これは何かな?」
山で出逢うというより、公園などに多いかも知れないシラカシ(白樫)です。

どんぐりは「堅果(けんか)」というのが正式名称で、堅い皮を持つ果実です。
一室の果実で、その中に種子が一つだけ入っているという訳です。
日本では、コナラ、シイ、マテバシイ属等、19種(亜種含む)と言われます。

同様に、おぼうしの部分は「殻斗(かくと)」が正式名称です。
ブナやカバノキで見られるもので、果実の基部(時には全体)を覆っています。
横縞がありますが、普通は6段なのだそうです(そこまでは知らなかった)。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Quercus myrsinaefolia"
 ● 原産 : 日本、東アジア
 ● 分類 : ブナ科コナラ属

成長が早いほうで、砂地にも堪えるので防風林等にも利用されるそうです。
強い刈り込みにも堪えるので、庭木、垣根にも使われます。
その上、木材としては堅く粘り強い材質を示すそうです。
建材としても重用されますが、船材として使用可能な木材なのです。

さて、「白樫」とは何が白いのでしょうね?
葉の裏が白いという話も聞きましたが、白い木材という意味のようです。
まぁ、「赤樫」が顕著に赤い木材であるのに対して使う表現と理解しました。

どんぐりは、山で暮らす動物にとっては貴重な食べ物です。
これが少ない年には、熊が里まで下りてくる頻度が多いと言われます。
縄文時代の人々も、これをあく抜きしてせっせと食べていたとか。
果たして、どのような味がするのでしょうか?!

枝先にたくさん付いた「どんぐり」 シラカシ


 昨年と今年、少し意識して「どんぐり」を見ています。少しだけ、見分けが付くようになりました。でも、19種類は全く無理ですね。小さい頃、独楽や弥次郎兵衛を造って、よく遊んだものです。


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