淡いピンク色の花弁に黒い葯が目立つエリカです。 エリカ・カナリクラータですが、ジャノメ・エリカという流通名の方が通ります。 たくさんあるエリカの中では、比較的大きくなるようですね。 晩秋から春まで、花期がとても長く、重宝するのではないでしょうか。 暖かい地方であれば、地植えでも育つようです。 ただ、少しは耐寒性があるので、むしろ夏の蒸し暑さに弱いのですね。 原産地の南アフリカというところは、過ごしやすい気候なのでしょうか。 過湿にも(少し)乾燥にも弱い、暑さにも(少し)寒さにも弱い・・・。 やはり、鉢植えで育てるの方が圧倒的に多いとされています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Erica canaliculata" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : ツツジ科エリカ属 気温や水遣りに工夫が必要ながら、手間暇の掛かる植物ではないのです。 肥料遣りは年2回程度、それも液肥で良いそうです。 それから、2〜3年に一度、回った根を解放するためにも植え替えをします。 写真でしか見ていないのですが、かなり樹高がある植物です。 2m半と言えば、軽く2階に届いて、視界を遮る高さです。 とても小さい花ですから、一本の木にいったい何個の花が付くのでしょうか。 インターネットでも調べてみたのですが、3mを越す古木があるそうです。 場所は神奈川県の「徳富蘇峰記念館」とありました。 近くに大きめの木があれば見てみたいなと思います。