淡いピンク色の可愛らしい花ですが、先ず、葉の方に注目して下さい。 「これは何かな?」 ベンケイソウ科の多肉植物「金のなる木」こと、フチベニベンケイです。 ただ、現実にはフチベニベンケイと呼ぶケースは少ないようです。 よく知られた「金のなる木」か、流通名の「花月」が用いられています。 昭和初期に持ち込まれた丈夫な観葉植物です。 枝が若い頃に真鍮製の5円玉を通して育てたものを見たことがありますか? 存外多くの5円玉をはめ込むことができるものだなぁと思いました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Crassula portulacea" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : ベンケイソウ科クラッスラ属 これまで、余り花を意識したことがありませんでした。 なかなか可愛らしいのですが、どこかで見たような花です。 なるほど、同じベンケイソウ科のカランコエ等に似ているのですね。 早春に咲き出すのですが、花期が長く、1ケ月間は咲いているとか。 花の付きが良く、多く流通しているのは「華花月」という品種だそうです。 氷点下になるようでは肉質の葉や枝が凍ってしまうので注意が必要です。 水遣りは、花期に月2回、それ以外は月1回という説明でした。 これなら粗忽者の筆者にも育てられそうで、すばらしい観葉植物ですね。