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まろやかな芳香を放つ八重咲きのすみれ パルマスミレ

まろやかな芳香を放つ八重咲きのすみれ パルマスミレ

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ホームセンターの園芸コーナー等に良く並んでいます。
「これは何かな?」
19世紀に欧州でもてはやされたパルマスミレと呼ばれる園芸品種です。

「八重咲きニオイスミレ」というPOPが付いていることが多いですね。
時には "Viola odorata" と記載されていることもあります。
ただ、残念ながら、双方とも正しい表現ではないでしょう。 (´`;) ?

まぁ、八重咲きで芳香の強いすみれには違いありません。
「ナントカさくら」と言う名前の桜ではない植物があるのと同じでしょうね。
ただ、誤謬で学名を書くなら、何も書かない方が良いのではないでしょうか。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Viola suavis cv. 'Parme de Toulouse'"
 ● 原産 : 中東
 ● 分類 : スミレ科スミレ(ヴィオラ)属

八重咲きですから種子はできないのでしょう(見たことはありません)。
でも、匍匐茎を延ばしてどんどん増えてくれます。
栄養体生殖だけで相当長い栽培の歴史を誇るというのは希有でしょうね。

"Viola odorata" (ニオイスミレ)とは別の種だと記憶して良いでしょう。
とてもまろやかな芳香を漂わせます。
ニオイスミレと同様に早春から咲き始め、長い間咲き続けます。

パフュームの材料になっているのは、通常、パルマスミレの方です。
でも、書籍の記述が正しければ、精油の材料はニオイスミレの方です。
ともに長く愛されて、歴史や文学書に登場する存在です。


「すみれを楽しむ」 育てやすいすみれとはじめての栽培   「フランスの美しいバラの村、スミレの村」   特製 花の花すみれ 「香水香花の花」コイル20巻入   「樹葉花エッセンスオイル」 スミレから抽出したエッセンシャルオイル


 日本ですみれというと、大人しくて目立たない可憐な花の象徴ですが、欧州ではブーケにして花売り娘が籠で売り歩いたり、加工品の原材料、つまり農産物であったり、食材やハーブの類であったりします。なにしろ、畑で育てているのだそうですよ。
 やっと旅行から戻りました。報告はまた後日。


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