いつも見ているようで、実際に花をきちんと見たことがありますか! その前に、「これは何かな?」 湿った岩場などが好きで、初夏に花を咲かせるユキノシタ(雪の下)です。 これでも、花弁は5枚、つまり五弁花なのです。 下の2枚がとても大きくて華やか、上の3枚が小さくて、でも可愛いですね。 花茎が枝分かれして、たくさんの白い花を咲かせてくれます。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Saxifraga stolonifera" ● 原産 : 日本 ● 分類 : ユキノシタ科ユキノシタ属 丸い葉は全て根生葉だそうで、表面に粗い毛が密生しています。 濃い緑色というか、暗褐色で、葉脈に沿った白または赤斑が目立ちます。 天ぷらにして食べるという話もあるようですが、余りピンと来ませんね。 匍匐枝が這い回って、新しい株を次々に作っていく性質です。 雪の下でも葉は緑ですが、花から「雪」が連想されたという話もあるとか。 火傷や漆による皮膚のかぶれ等に利く薬としても重宝されていました。