気品を感じさせる赤紫色の柔らかい花が白い花を従えて咲いています。
「これは何かな？」
赤い花がモクレンで、白い花は（昨年登場した）ハクモクレンです。

開花時期が少し違う２種類が、うまく同じフレームに収まってくれました。
単なる色違いではなくて、樹高等の性質も異なるのだそうです。
そう言えば、手前の赤いモクレンは低木が多いかもしれませんね。

（ちょろっと、蘊蓄）
　●　学名 : "Magnolia quinquepeta"
　●　原産 : 中国
　●　分類 : モクレン科モクレン属

表現上の都合なのか、シモクレン（紫木蓮）とい言葉もあるようです。
白い方にだけ「白（ハク）」と形容すると差別しているようなのでしょうか（笑）。

「モクレン」の部分も「木蓮」と「木蘭」の２種類があるようです。
要するに蓮の花に似ているか、蘭の花に似ているか、主観の問題ですね。

花が終わると、どこに咲いていたのかさえ忘れてしまいがちかも。
記憶が薄くなった頃、大きな緑葉に包まれて風変わりな実が生るのです。