(沈む太陽と変化して行く湖の黄昏) オホーツク紋別空港に降り立ち、2010年春、初めての道東を堪能しました。先ず、やって来たのはサロマ湖です。幸いにも天候に恵まれ、噂の美しい夕陽が眼前に広がりました。例年よりも気温が低い春を迎え、日が沈んで行くに連れて気温も下がったのですが、刻々と色合いを変えていく空と湖面とをずっと眺めていました。
空から見る空港が不思議な黄色い絨毯のようでした。降り立って、それが一面に広がるタンポポの花であることを確認したのです。北の大地は、少し遅い春を迎えているようです。
ワッカ原生花園は日本最大の海岸草原。別名「龍宮街道」とも呼ばれているそうです。それはオホーツク海とサロマ湖にはさまれた細長い砂洲だからでしょう。春から秋まで折々の花を咲かせて楽しませてくれます。