(海に沈んだ樹林帯が独特の光景を醸し出す) 北海道では、海岸に近い海岸草原に、本州ならば高原に咲いているような野草が見られます。野付半島という細長い砂州にも海岸草原のような存在がありました。それを見るために半日をかけてみました。 野付半島は砂州が鳥が翼を拡げたような、または、動物の下顎のような細長く湾供した構造をしています。ただ、半島の位置や構造を知るにつけ、東日本大震災の後だったらビビった可能性がありますね。
野付半島は約30Km程度もあり、車で来ていない場合、歩いて先端近くまで行くことは困難です。でも、この馬車は、どこからどこまでを結んでいるのでしょうか。
あちこちにクロユリが咲いていました。高原に咲いているイメージが強いのですが、海岸草原に咲いているものをエゾクロユリとして分類する場合があります。実はエゾクロユリは3倍体なのだそうです。 因みに、白い花はオオバナノエンレイソウ。北海道では、比較的普通に見られます。
知床半島から根室半島のほぼ中央に当たります。個々を事前に知っていなければ、海を見ながら移動する際にささっと通り過ぎてしまうことでしょうね。 ロシアの実効支配が続いている国後島は、所謂、北方四島。知床岬と納沙布岬を直線で繋ぐと、国後島にかかってしまう!そんな距離なのです。