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諫早 2023年春
対馬 海に囲まれた交通の要衝 〜霧の山道を彷徨う〜 島原

諫早

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(迷いながら霧の中を登りました)

 長崎にやってきたのは、もう16年ぶりになります。その時は、長崎市内から佐賀県を通過して福岡に抜け、そのまま、対馬に渡った移動が多い旅でした。
 今回は、まるで修行僧のように、諫早の山を二日掛けて歩き回り、「ギロチン」と呼ばれた諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)を渡って、雲仙に抜けた濃厚な時間でした。
 この二日間は曇天でしたが、霧雨程度で済んだので、なんとか目的地を探し出して、想定していたより長い時間、山中を歩いていました。

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 目的としていた山は、それほど標高が高くはなかったのですが、道は細く、角度のある登りが続いて、一人旅に用意した1,000ccクラスのレンタカーが辛そうで驚かされてしまいました。
 ナビも観光地図も余り役に立たず、山道のカーブにできた狭い路傍に駐車して、細い山道を歩いてみました。トライしてみるものです。けもの道のような山道が、登山道に繋がりました。
 行って戻って、やっと、「ここだ!」と登り始めた岩石だらけの急峻な山道は、なんと、本当に修験僧が歩く前提で、敢えて、歩きやすく手が入れられなかった修行の道だったのです。

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 昨年も利用した羽田空港が、また、少し違って見えました。それから、同じANAを利用したというのに、搭乗までの手続きがチケットレス化され、スマートフォンだけで搭乗となりました。
 ただ、困ったことに、スマートフォンにメールが届き、なんと、便が大幅に遅れるとのこと。移動日である初日の遅延は、全体の予定に影響してしまいました。それにしても、出発ロビーが真逆に変わり、端から端まで移動する羽目になってしまいました。メール一本で「遅れます」、「反対側のロビーに変わりました」って、都合良すぎませんか。

 右の写真は「諫早駅」です。電車を利用した訳ではなかったのですが、選んだホテルが駅近の宿だった訳です。
 実は、この日は災い続きで、せっかく良い食堂をみつけて楽しんだというのに、とっても広い店舗前の駐車場で、なぜか、縦列駐車されて閉じ込められてしまったのです。あれだけ広いのに、何を考えているのでしょうか(横に駐めれば良いだけなのに・・・)。
 なんとか、少しずつ車を動かして、ギリギリで脱出したつもりだったのですが、駐車場の壁に軽く擦ってしまいました。レンタカーのルールで、警察に立ち会いを求めたところ、その壁の持ち主に連絡して弁償に関わる確認を得なければならなくなりました。この古いレンガの壁に擦り傷がついたから弁償?!仕方なく、翌日に連絡をしたのですが、やはり、その連絡自体の方がよっぽど迷惑だったようで、「あんなの、いいよ!」と一言だったのです。そりゃあ、そうですよね。また、時間を無駄にしてしまいました(泣)。
 そんな不思議な経験をしてしまったのですが、そんな怒ってしまいそうな状況でしたが、その時の若いおまわりさんの九州弁が、なんとも、まろやかで、その状況でも笑ってしまいました。

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 まぁまぁ、なんとか、目的を果たして辿り着いた宿の部屋を見て下さい。一人旅なんです。ベッドが二つ、別に和室があって、布団を敷いたら、計7人は寝られそうでした。
 これだけ広いと、一人旅が急に寂しくなってしまうものです(笑)。後で思えば、あれもこれも、不思議で楽しい思い出に変わっていくものなのですね。もう、今では笑ってしまう記憶です。

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 うまく時間の管理ができず、朝ご飯から昼ご飯までの時間が大幅に空いてしまったりするものです。ところが、飛び込んだ食堂では、まるで二人分ではないかというメニューばかり!
 これは二日目と三日目の昼食でした。若者向けではないかと思われる分量で。美味しくて安かったので、大喜びで食べてしまいました。やはり、長崎ではちゃんぽんをいただきたい。

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 九州には、もう何でも足を運んでいるのですが、今回は、かなり余裕を持ってスケジューリングして正解でした。トラブルも、不案内な道も跳ね返して、多くの植物や、初めての風景に出逢うことができました。東北や関東圏とは少しだけ雰囲気が異なる姿の植物たちを観察できて良かったですね。

広域林道の開通記念碑だそうで、日付が平成です。それまでは、もっと移動が大変だったということでしょう。

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Ver.21



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