オオオナモミ (大葈耳、キク科)--- Xanthium occidentale Bertol. ---

オオオナモミ(大葈耳、キク科)
 誰でも見たことがあるのではないかと思われる「ひっつき虫」ですが、実はオオオナモミという北米からの外来種です。子供の頃に見ていたオナモミとは別物、もしくは、当時からオオオナモミを見ていた可能性もありますね。
 移入の記録は1929年だそうで、かなり素早く各地に拡散していったとのことですから、子供の頃と言っても、既にオオオナモミの切り替わっていた可能性があるという訳ですね。因みに、オナモミの方は絶滅危惧II類(VU)になっているとのことでした。
撮影 : 千葉県船橋市 2011年11月1日

キク科 オナモミ属
分類体系 APG 属性(生活型) 一年草
標準和名 オオオナモミ 漢字表記 大葈耳、大巻耳
学名/栽培品種名 Xanthium occidentale Bertol. RDB
花期 秋 :9~11月 結実期 秋 :10~12月
原産地 北米 備考
国内分布 帰化植物として、西日本を中心に全国に広く拡散した。
自生環境 河川敷、放棄畑などを中心に、雑草として幅広い環境に群生する。
補 足 大柄で草丈は1mを越える。雌雄異花。有毒植物。風媒花。果実(果苞)に棘があり、動物の毛にくっついて拡散する。在来種のオナモミを駆逐しているとされる。

オオオナモミ(大葈耳、キク科) オオオナモミ(大葈耳、キク科)
河川敷などの空き地で一面に繁茂しています 大きな葉は桑の葉に似ているかも知れません
オオオナモミ(大葈耳、キク科)
千葉県八千代市 2016年10月27日

オオオナモミ(大葈耳、キク科) オオオナモミ(大葈耳、キク科)
オオオナモミ(大葈耳、キク科)
オナモミとの違いは微妙なものですが、茎が茶褐色をしている点が、遠目に見ても分かるポイントだと思います
千葉県船橋市 2016年10月23日

 (2016/11/17) Latest Update 2022/12/21 [300KB]


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