セントポーリア (イワタバコ科)--- Saintpaulia spp. ---

セントポーリア(イワタバコ科)
 花に比べて大きくて丸い葉が特徴です。濃緑色をしており、葉挿しで増やすことができるそうです。アフリカ原産ですみれ色の花を咲かせることから、アフリカスミレ(Afurican Violet)と呼ばれています。日本ではセントポーリアと普通に呼ばれているのではないでしょうか。
 同属で近縁の植物全般を指し示す言葉として使用されています。20種以上の原種が知られており、変種も含めて多彩です。これらの組み合わせで多くの園芸品種が生み出されました。学名として、最初に発見されたというイオナンタ(Saintpaulia ionantha H. Wendl.)が代表的に使われることがありますが、あくまで属の総称と理解すべきでしょう。
 アフリカながら、高山性の植物です。決して耐暑性がある訳ではありません。ところが、耐寒性もなく、育てるにはデリケートな面がありそうです。日本のイワタバコの自生地をご存知でしたら、これに近い環境だと認識すれば良いと思います。日本では人工的な園芸環境で開花するので、真夏や真冬には少なくなりますが、四季咲きということになるのでしょう。
Saintpaulia ionantha の io は、このサイトのドメイン名にも使用しているスミレを意味します。全体として「すみれ色の花」が命名の由来です。
撮影 : 千葉県 2011年10月29日

イワタバコ科 セントポーリア(アフリカスミレ)属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草(常緑)、長日植物
標準和名 セントポーリア 漢字表記
学名/栽培品種名 Saintpaulia spp. RDB
花期 四季咲き 結実期
原産地 熱帯アフリカ東部 備考
国内分布 人気の園芸品種として室内栽培されている。
自生環境 ケニア南部とタンザニア北部の山地に自生する。
補 足 無数にある園芸品種の総称として扱われる。熱帯アフリカ東部の山岳地帯に24種ほどが分布しており、茎が短いロゼット型と、茎が伸びて這うトレイル型がある。

セントポーリア(イワタバコ科) セントポーリア(イワタバコ科)
セントポーリア(イワタバコ科) セントポーリア(イワタバコ科)
現在、多くの花色が流通していますが、海外ではもっと多彩な園芸品種があるとの情報があります
撮影 : 千葉県 2011年10月29日

セントポーリア(イワタバコ科) セントポーリア(イワタバコ科)
淡いピンクの八重咲きです 2色咲きと呼ぶべきでしょうか
撮影 : 東京都 2006年4月7日

セントポーリア(イワタバコ科)
撮影 : 千葉県 2011年10月29日


 (2011/10/30) Latest Update 2022/08/04 [340KB]


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