シロバナマンテマ
(白花マンテマ、ナデシコ科)---
Silene gallica
var.
gallica
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山地中腹の草原に、ちょっと、園芸種っぽい花が咲いていました。シラタマソウの仲間かも知れないと調べていたところ、やはり、同属のようだと判断しました。シラタマソウとの違いは、萼筒に赤みがあり、植物体全体に長い毛や腺毛が見られる点です。
欧州原産で、日本には江戸時代末期に渡来したとされます。その後、野生化して、本州から九州などでも見られるようになりました。元来、花期は5から6月なのですが、秋の草原で元気に花を咲かせたいたという訳です。
撮影 : 岩手県岩手県胆沢郡(金ケ崎町) 2023年10月27日
| 科 |
ナデシコ科 |
属 |
マンテマ属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
一年草 |
| 標準和名 |
シロバナマンテマ |
漢字表記 |
白花マンテマ |
| 学名/栽培品種名 |
Silene gallica var. gallica |
RDB |
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| 花期 |
春から初夏:5~6月 |
結実期 |
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| 原産地 |
欧州 |
備考 |
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| 国内分布 |
本州?九州の海岸などに分布する帰化種。 |
| 自生環境 |
海岸、河川敷、市街地。 |
| 補 足 |
欧州原産で、江戸時代末期に渡来、栽培品が野生化して、本州?九州の海岸などに帰化した。萼筒は赤みを帯び、花後、卵形に膨らむ。植物体全体に毛が生える。 |
萼筒には赤褐色を帯びた10脈が見られる
萼筒を含む植物体全体に長い毛が見られる
岩手県岩手県胆沢郡(金ケ崎町) 2023年10月27日