シラネアオイ
	(白根葵、キンポウゲ科)---
	 Glaucidium palmatum
	 Siebold et Zucc. ---
	
	
	
		 
		
	         雪の多い山地に生える多年草で、日本固有の植物です。命名は、日光の白根山でよく見られるタチアオイに似た植物に由来するとのことです。改めてインターネットで調べてみますと「白根葵、キンポウゲ科」とか「シラネアオイ科」とか、はたまた「メギ科」とか、いろいろ表現されています。新たに「シラネアオイ科」が提唱されているからなのでしょうね。
	         岩手と秋田の県境で、ここはどうだ!と目星を付けた林にドンドン入り込んでみました。ドンピシャというのはこういうことでしょうか。カタクリ、ミズバショウ、オオバキスミレ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサク、スミレサイシン・・・・・・。春の妖精たちが一面に咲いていました。水辺にシラネアオイを見た時はもう仰天でした。
		
		撮影 : 群馬県利根郡片品村 2005年6月18日
	 
	 
	
    
        | 科 | キンポウゲ科 | 属 | シラネアオイ属 | 
    
        | 分類体系 | APG | 属性(生活型) | 多年草 | 
    
        | 標準和名 | シラネアオイ | 漢字表記 | 白根葵 | 
    
        | 学名/栽培品種名 | Glaucidium palmatum Siebold et Zucc. | RDB |  | 
    
        | 花期 | 春:5~7月 | 結実期 |  | 
    
        | 原産地 | 日本固有種 | 備考 |  | 
    
        | 国内分布 | 北海道、本州(中部、東日本)にかけて分布。主に日本海側で見られる。 | 
    
        | 自生環境 | 多雪地域の山地に生育する。 | 
    
        | 補 足 | 一属一種(*シラネアオイ科とすることがある)。 | 
	
	
		 
		 
		群馬県利根郡片品村 2005年6月18日
	 
	
	
		 
		 
		
			これだけの密度は普通ではない
			人工的に植えられた公園でした
		
		群馬県宮城村 2002年4月30日
	 
	
	
		 
		 
		
			岩手と秋田の県境
			なかなかの大株だ
		
		
			岩手県西和賀町(旧沢内村)2002年5月4日
			群馬県利根郡 2005年6月18日
		
	 
	
	
		 
		 
		
			陸奥湾に近い疎林の中に咲いていた
			標高は余り高くない
		
		青森県むつ市 2008年5月9日
	 
	
	
	
		 
		 
		
			開けた環境では余り見られない
			斜面いっぱいに群生している(植栽でしょう)
		
		群馬県中之条町(旧六合村)2006年6月1日
	 
	
		 
		群馬県利根郡片品村 2008年6月13
	 
	
	
		 
		 
		
			北海道の旅で想定外の出逢いだった
		
		北海道函館市 2010年5月10日