フシグロセンノウ (節黒仙翁、ナデシコ科)--- Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai ---

フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科)
 鮮やかなオレンジ色の花は非常に珍しく、印象的で走行中でも目につきます。別名オオサカソウ。比較的に草丈の高い植物で、なかには1mに近い個体もあるのではないでしょうか。真夏の光を受けて艶やかに輝くような美しさがあります。
 センノウ属からマンテマ属に移りましたので、結果的に学名の前半が変更になりました。
撮影 : 山梨県牧丘町 2004年7月18日

ナデシコ科 マンテマ属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草
標準和名 フシグロセンノウ 漢字表記 節黒仙翁
学名/栽培品種名 Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai RDB
花期 夏:7~10月 結実期
原産地 日本 備考 センノウ属(Lychnis)はマンテマ属(Silene)にまとめられた。
国内分布 日本固有種。本州の太平洋側の温暖な地帯に分布。
自生環境 林床や樹陰に生育する。
補 足 明るいオレンジ色の花は、他にはコオニユリなどで限られる。茎の節が黒褐色であることから命名された。

フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科) フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科)
フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科)
直立する茎が太く黒みがかっているそうだが? 混み入った場所でも、ひときわ目立つ
長野県 1998年8月11日

フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科) フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科) フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科)
フシグロの由来は節が赤黒いこと 太陽位置に恵まれて美しい色に撮れた 元来、この色で、表面が金色に輝く
群馬県 2001年9月1日

フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科) フシグロセンノウ(節黒仙翁、ナデシコ科)
夕方の刺すような太陽に輝く姿が見られた 存外、草丈が高い
長野県茅野市 2006年8月4日

園芸品種は別として、自然の中で咲く野草では、このような鮮やかなオレンジ色の花を目にすることは希有だと思います。フシグロセンノウを初めて意識したのは、二輪でツーリングしている林道でした。路傍に駐輪して確認をしたものです。

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 (1999/11/15) Latest Update 2023/01/29 [320KB]


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