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聖女ベロニカ オオイヌノフグリ 2003年2月14日 徒然草
 和名、つまり日本人が植物につける名前は、外形的な特徴を捉えたものが多いように思います。カタバミやラショウモンカズラは花の形を現しています。ネコノメソウやイヌノフグリは種子や果実の形に由来しています。でも、これだけ美しい花をオオイヌノフグリと呼んでしまう感性は、やはり、どうもいただけません。この植物の属命ベロニカ(Veronica)と言えば、欧州では美しいもの、聖なるものの代名詞。ゴルゴダの丘に向かうキリストの血や汗を拭き取った聖女ベロニカの持つ布が瑠璃色(コバルトブルー)だったとか。日本人の「色」に対する命名の感性はすばらしいのですが・・・、不思議ですね。

2003/02/14 [30KB]

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