輝く高原のベルフラワー ツリガネニンジン(釣鐘人参)
良く膨らんだ紫色の花がかわいらしいですね。 「これは何かな?」 高原に咲くキキョウ科の仲間、ツリガネニンジン(釣鐘人参)です。 釣鐘状の花形と、朝鮮人参に似た根から名付けられたとか。 昨日、撮影したばかり、撮れたてでお送りしております!(^◇^) 近くには、想像通りですが、カワラナデシコが見られました。 何年か前の夏、この組み合わせを山形の高原で見ていたのです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Adenophora triphylla var. japonica" ● 原産 : 日本(分布:北海道、本州、四国、九州) ● 分類 : キキョウ科ツリガネニンジン属 根生葉は花期には枯れ落ちてしまいます。 問題は茎生葉ですが、変化が多いという情報です。 「3〜4個が輪生するか対生または互生する」で説明になるのでしょうか。 写真の個体は輪生していますね。 葉の形ですが、どうも、以前に見たものとは異なるようです。 実は、随分迷いました。 資料では、複数のよく似た植物が近隣で見られるとあるからです。 名前から、 薬用になることが想像できてしまいますね。 天日で充分乾燥させた生薬は沙参(しゃじん)と呼ばれます。 効用はせき止め、のどの痛み止め等、強心作用もあるとのこと。 淡紫色のベルは、カランカランと小さな音色を奏で出しそうな風情です。 高原を心地良い風が吹き抜けていました。