ハローウィンの季節に活躍する フォックス・フェイス
ハローウィンの頃になると切り花の側で見掛ける不思議ものですよね。 和名ではツノナス(角茄子)等と呼ばれているそうです。 「これは何かな?」 フォックス・フェイスというナス科の植物の実なのですね。 直訳すれば「狐の顔」になりますが、日本での呼び方らしい(へぇ)。 ははぁ、よく見ると、そんな感じもしますね(ただ、耳が多すぎるかな)。 他に、カナリア茄子とか、ニップルフルーツ等とも呼ばれるそうです。 ニップルは乳頭の意味ですね。 それから、種小名の "mammosus" も「乳頭状突起をもつ」を意味します。 上の写真は花屋さんの店頭で撮影しました。 少しオレンジ色は強いようです。 他は栽培農家の畑で撮影しましたが、どちらかというと山吹色ですね。
(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Solanum mammosum" ● 原産 : 熱帯アメリカ ● 分類 : ナス科ナス属(ソラヌム属) 真上(2枚目)の写真のほぼ中央を、よ〜く見て下さい。 紫色の花が咲いているのが分かりますでしょうか! これは確かに見覚えがあって、ナス科の花であることが分かりますね。 街角で見掛ける時には葉も枝もない状態になっています。 実は大きな葉があって、茎に直接たくさんの実が生ります。 緑色の実を見る機会は余りないですから、ちょっと貴重かも知れません。 「食べることができるのかな!」 未確認ですが、どうやら、実には毒があるとのことです。 ちょっと残念ですね。 まぁ、用途としては装飾用とか、生け花の素材に利用されています。 とても背の高い植物です。 日当たりの良い広い耕作地が必要だなぁと思いました。