陽光に向かって八重に花開く 白いサザンカ(山茶花)
二輪でチョロチョロと近所を走っておりましたら、妙なモノに出逢いました。 本当に「これは何かな?」 カタカナだと良くわからないフウセントウワタ、漢字では(風船唐綿)です。 なんて不思議な植物でしょうか。 葉は濃い緑色で、柳の木の葉に似ています。 花は・・・、敢えて言えば羽子板あそびに使う白い羽のようですね。 さて、何か長い毛の生えた袋のようなものが膨らんでいます。 この毛はトゲトゲしておらず、痛い代物ではありません。 晩秋、この袋が割れて、中から綿毛と種子が出てくるのだそうです。 和名の由来がここにあるようですね。
(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Gomphocarpus fruticosus" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : ガガイモ科フウセントウワタ属 実は、撮影してから数日後に、切り花コーナーで見掛けたのです。 生け花の材料に使用するようですね。 既に切ってあった訳ですが、茎や枝を切ると白い乳液が出てくるそうです。 前述の通り、袋から綿毛が出て、風で種子を運ぶという機能を発揮します。 タンポポを連想すれば良いのでしょうか! 南アフリカでは、この綿毛を集めてクッション等の中綿にするとか!。 普通、種子から育てるようですが、発芽適温が高め(25℃前後)だそうです。 それは、もう初夏ですよね・・・。 秋、日本でも1m以上になるのですが、成長が早いということでしょうか。