寒さが苦手で冬に出回る? サンタ服に似たシーマニア
赤い花が続いていますが、今回も赤くて少し変わった花に見えます。 曰く「金魚が口を開いたような花」とは、言い得て妙ですね。 「これは何かな?」 熱帯に咲く筒状の赤い花、球根植物のシーマニアです。 なんとイワタバコ(岩煙草)科とは、余りに意外で驚かされました。 イワタバコって、真夏に渓流の岩肌にへばりつくように咲く紫の花ですよね。 へぇ、洋ものってやつは、こりゃあ、またハイカラなもんですねぇ(・o・)。 詳細は不明ですが、正式名は「グロキシニア・シルバアティカ」だそうです。 シーマニアと呼ばれた時期があったということでしょうか。 ()付きの学名からすると、分類が変わったということかも知れません。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Gloxinia sylvatica ( Seemania sylvatica )" ● 原産 : ペルー、熱帯アメリカ ● 分類 : イワタバコ科グロクシニア属 原産地では多種多彩なアンスリウム属が100種程度も見られるそうです。 多少ですが、兄弟分や従兄弟分が流通しているとか。 余り詳しくありませんが、園芸種として交配種などもあるのでしょうね。 資料によりますと、高温で日照条件の良い場所を好むようです。 そんな植物が温帯のクリスマス・シーズンに出回るのは不思議な話です。 グロキシニアなのにシーマニアという名で流通しているという話をしました。 でも、グロキシニアという名で流通している別の植物があるそうです。 ちょっと、ややこしいですね。 同じイワタバコ科ですが、シンニンギア属で外見も全く異なるそうです・・・。 う〜ん、勉強中の身には厳しい(ただでさえ、覚えられないのに)。