沖縄の撮影ですが、本土であれば4月から5月に咲き出すハーブです。 「これは何かな?」 エッセンシャルオイル(精油)やハーブティに使用されるカモミールです。 カモミールにはジャーマン種とローマン種があり、随分違った印象です。 黄色の中心花(花床)が膨らみ、白い舌状花が垂れるのはジャーマン種。 同じキク科のマーガレットに似た雰囲気を持っていますね。 "Chmaemelum Nobile"という学名もあるようですが、詳しく分かりません。 カモミールはギリシャ語で「大地のりんご」という意味を持っています。 属名の"Matricaria"はラテン語で「子宮」という意味を持っています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Matricaria recutita" ● 原産 : ヨーロッパ、西アジア、地中海沿岸 ● 分類 : キク科シカギク属 カモミールがブレンドされたハーブティが好きになりました。 不思議な味わいがあって、優しくて良い香りがします。 その上、風邪や不眠症への効果、整胃腸、食欲増進等の作用があります。 一方、ローマンカモミールの方は少し苦みがあるそうですね(未体験)。 比較的、エッセンシャルオイルや浴用剤の用途が多いとか。 除虫菊のような害虫駆除の効果もあって、花壇に植えると効果があります。 活用の記録は古代エジプトの時代まで遡るそうですね。 現在でもヨーロッパでは大量に生産され、農作物という表現が近そうです。