ちょっと不思議な黄色い鞠のような木の花です。 「これは何かな?」 枝が必ず三つに分岐する特徴を持つ和紙の原料ミツマタ(三椏、三叉)です。 小学校の教科書に載っていたミツマタとコウゾの話を覚えていました。 和紙や紙幣の原料だと習った記憶があります。 でも、その特徴までは教えてくれなかったですねぇ。 公園で「ミツマタ(三叉)」という説明札を見て、「なぁるほど!」と思いました。 花の最盛期には、ほとんど、こんもりとした鞠のようです。 昔、この花のように吸盤でできた鞠のようなオモチャがありましたね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Edgeworthia chrysantha" ● 原産 : 中国南部 ● 分類 : ジンチョウゲ科ミツマタ属 花の色は鮮やかな黄色、もう少し紅が強いもの、白っぽいものがあります。 花の季節になると「こんなにあったのか?」と思うほどアチコチで咲きますね。 蕾の頃と花の頃とは雰囲気が違いますから、留意して鑑賞してみましょう。 とても強靱な繊維質の樹木です。 一度試してみたいのですが、手で枝を折るのが難しい程に強いとのこと。 確かに、曲げてみても、すごい力で元に戻ろうとしますね。 早春は、なぜか、黄色い木の花が多いように思います。 花の頃には、まだ葉は展開せず、花が終わったら忘れられてしまいそう…。 忘れられないように、枝にも特徴が備わったのかも知れませんね。