昨年に引き続き、隣町で見つけて撮影したユリです。 「これは何かな?」 カサブランカの片親としても知られる カノコユリ(鹿の子百合)ですね。 昨年はきもの生地の染め(絞り染め)技法というお話でした。 こんな柄の花が自生しているという九州・四国はうらやましいですね。 でも、美しいが故に、その保護には苦労しているようです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Lilium speciosum" ● 原産 : 日本(分布:四国・九州) ● 分類 : ユリ科ユリ属 これはインターネットでも記載されていた記事のダイジェストです。 カノコユリが長崎県佐世保市の花に市民投票で選ばれたのだそうです。 でも、その2ケ月後に自生地が荒らされたのだとか。 蕾が付いている茎が引き抜かれて、鱗茎だけが盗難にあったのです。 こういう手口は、おそらく業者の仕業でしょうね。 実は、似たような話を群馬県でも聞いたことがあります。 市の花とか保護の指定は、泥棒に金庫の場所を教えたことになってしまう。 もう、この段階で悲しくなってしまいますね。 自生地回復という名目で、業者から苗を買って植えることもあるのだとか。 ビオトープを作って、ペットショップのヒメダカを放すようなものですね。