整備された高層湿原「黒谷地湿原」の木道、この辺りは湿原ですが少し乾燥気味な様子です
この旅の初日には八幡平の頂上周辺を歩きました。その散策時間こそ、短かったのですが、ありがたいことに、満足度はとても高かったのです。翌日の天気予報は、なんとか晴れで、翌々日は曇りと表示されました。それで、翌日に予定していた八幡平頂上から少し標高を下げた周辺探索の日程を繰り下げて、秋田駒ヶ岳へ向かったという事情がありました。
盛岡市内のシティホテルからノンビリとやって来たのは、八幡平アスピーテライン沿いにある高層湿原で、過去2日間とは異なり、標高約1,438m〜1,446mという平坦な世界でした。
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アスピーテライン沿いの駐車場に車を駐めて歩き出した遊歩道には、もう春から初夏の山野草がたくさん顔を見せていました。遊歩道の高低差はとても小さかったのですが、少しずつながら下りていくイメージです。その先には湿原らしい風景が拡がっていました。手が届く場所にミズバショウやショウジョウバカマが花を咲かせており、その手前の湿地には、今年は開花を控えているらしいコバイケイソウも草丈を延ばしています。
湿原周辺でも複数のすみれが見られ、これはスッキリ端正なミヤマスミレです(フイリミヤマスミレは見当たりませんでした)
岩手県と言えば、西和賀エリアで出逢ったフイリミヤマスミレの印象が強く、どこかで、また出逢えないものかとの思いがあります。もちろん、その後も西和賀には何度か足を運んでいますが、未だに同様のイメージを持つ個体群は見つけられません。この個体群も、花も葉もスッキリとしていて、稀有な美しさがあると思います。
整備された木道の先には休憩場があります。そこから左に向かえば、一昨日歩いた頂上へつながり、右へ向かえば、茶臼岳から熊沼方面に繋がります。
ただ、標高差も距離もありそうで、前日に秋田駒ヶ岳を登った老体には不向きな印象でした。まして、熊沼という微妙な名前が登場するエリアに向かいたくはありませんよね(笑)。
一昨日、撮影した一画をしっかり観察することにしました。せっかくなので、少し脇道からアプローチしたところ、別の植物群が見られ、ちょっと得をした気分です。