（中央線 長坂駅から日野春駅まで、のんびり、ゆっくり歩く小さな旅）

　北杜市には、もう幾度足を運んだことでしょうか。今回、近くを通る北杜市オオムラサキセンターには、夏に家族で訪れたことがありました。別の機会に、少し離れますが、明野のヒマワリ畑にも立ち寄りました。古くは、小淵沢に詳しいすみれ仲間と散策に来たことがあり、その味を占め、その後も、小淵沢にある当時の勤務先が所有している宿泊施設を、何度か利用したことがありました。北杜市は清里や甲府にも近いロケーションです。
　笛吹市に前泊して、お気に入りのインド料理店で美味しいカレーを堪能、翌日の昼、ゆっくり長坂に到着しました。長坂総合支所で情報収集後、山梨県立農業大学校方面に向かいます。

　野を行き、坂を上り、沢を越えて、林を抜けます。約8.5Km程度のハイキングコースですね。
　少し歩いては、「あ、イブキスミレがいっぱい咲いている！」とか騒ぎながら、なかなか前に進みません（笑）。特に急ぐでもなく、当然、疲れるでもなく、到着時刻が気になる訳でもなく、なんとも、ゆったいハイキングです。しっかり道標が設置されていますので、道に迷うという心配もなさそうです。

　林道を抜けてしまいました。すみれなどの山野草を眺めながら歩くのが醍醐味なので、ちょっと残念に思いながら、空を見ると、少し暗くなり始めていましたので、まぁ、仕方がありません。

　視界が開けてくると、遠くの山々がよく見えます。所謂、「甲斐の山々」が360°に見えている平坦な場所に出てきました。おや、遠くに見えているのは富士山じゃないですか。山梨県ですね。

　ハイキングの目的地である日野春駅に着くと、もう夕景です。ほぼ待ち時間なしという運の良さで、長坂駅方面の電車が入ってきました。ここから一駅だけ戻り、車で移動することになります。