分 類 | チョウ目イボタガ科 |
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学 名 | Brahmaea japonica Butler, 1873 |
和 名 | イボタガ (水蝋蛾) |
概 説 |
なんとも独特な紋様を持つ蛾ですね。イボタガというそうで、モクセイ科のイボタノキを食草としているための命名でしょう。 蛾の仲間は触角で見分けることが多いそうですが、この種は雌雄とも櫛状の触角です。大きな三角形の体で、黒褐色または茶色の複雑で細かい斑紋と縞模様があり、特に前翅の中央部にある大きな眼状紋が目立ちます。フクロウに擬態しているのだろうと言われています。 |
分 布 | 北海道、本州、四国、九州、(屋久島)。 |
雌 雄 | 斑紋の差はないが、♀は翅がやや丸く、地色が濃い。 |
大きさ | (前翅長)約47mm、(開帳)80~115mm(♀が少し大きめ) |
食 草 | モクセイ科 イボタノキ、モクセイ、トネリコ、ネズミモチ、ヒイラギ |
世 代 | 一化性(年1回春) |
越冬態 | 蛹態 |
その他 | 国内に生息するイボタガ科は本種のみ(日本産はjaponicaという亜種に分類される)。 |