ニホンカモシカ
~人里近くにも現れるようになった~
撮影地 : 岩手県奥州市 撮影日 : 2024年10月17日
分 類 |
ウシ科カモシカ属(偶蹄類) |
学 名 |
Capricornis crispus Temminck, 1836 ニホンカモシカ (日本氈鹿) |
概 説 |
国の特別天然記念物。国家的に価値が特に高いとされて保護が期待されている。
少し大きめのヤギに似た草食動物で、ジッとして、いつも反芻している印象がある。かつて「幻の動物」と扱われ、国の特別天然記念物に指定されているが、増加傾向があり、以前は見かけなかったエリアで目撃されることが増えた。
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分 布 |
東北地方から中部地方、九州(大分県・熊本県・宮崎県)に分布する。紀伊半島などにも隔離分布するとされる。 |
雌 雄 |
オスとメスとも、体の大きさや額の二本の角にほとんど違いはない。 |
体 長 |
約1~1.5m程度、牛より小さく、羊より大きい。 |
その他 |
人に危害を加えることは、ほとんどないと言われるおとなしい動物だが、驚かせてはいけない。地道府県単位では「絶滅危惧種」扱いとされることもあるが、全体として頭数は増加していると言われる。 |
つがいの二頭だろうと思われますが、狭い舗装道路を挟んで、この距離で出逢うと、さすがに「オッと」立ち止まってしまいます
撮影地 : 岩手県奥州市 撮影日 : 2024年10月17日
市街地に現れる話を聞くようになりました。江戸時代から「町」であった実家付近でも出現したと連絡を受けたことがありました。子供の頃に聞いたことはなかったですね。
個人的に、目撃例は多い方かも知れませんが、撮影に至らないこともありました。山中で出会い頭だったら、肝をつぶすところですが、知る限り、おとなしい生き物です。ただ、この日は二度目の遭遇があり、先方も怪訝に思ったのか、鼻息荒く威嚇してきましたので、悪いことをしてしまったなぁと、その場を離れました。でも、ここはヒトの生活領域ですよ。
2017/08/19
これ位の距離感で、比較的急峻な斜面をゆっくり歩いているシーンを見かけます
撮影地 : 群馬県 撮影日 : 2010年4月25日
多くの偶蹄類は斜面を歩くことが得意で、稀に、切り立った断崖を移動するシーンを映像として見かけます
撮影地 : 東京都西多摩郡 撮影日 : 2015年4月16日