キバナコスモス
(黄花秋桜、キク科)---
Cosmos sulphureus
Cav. ---
メキシコ原産の園芸植物との位置付けですが、いつのまにか、野生化しています。学名「コスモス・スルフレウス」は硫黄を意味しますから、少し濃い黄色ですが、橙色の個体が多いようです。
くっきりと紅色が強い品種「サンセット」は日本で作出されて、アメリカの花審査会「オールアメリカセレクション(AAS)」で1966年に金賞を受賞したそうです。そんな時代から普及していたのですね。
撮影 : 千葉県印西市 2007年9月17日
科 |
キク科 |
属 |
コスモス属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
一年草 |
標準和名 |
キバナコスモス |
漢字表記 |
黄花秋桜 |
学名/栽培品種名 |
Cosmos sulphureus Cav. |
RDB |
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花期 |
秋:6~10月 |
結実期 |
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原産地 |
メキシコ |
備考 |
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国内分布 |
(外来園芸種) |
自生環境 |
各地で栽培される。肥料分の少ない、やせた土を好みます。 |
補 足 |
コスモス(オオハルシャギク)より少し早く咲き出す。花色が黄色や橙色だったことから「キバナコスモス」と呼ばれるようになったとされる。赤い花色の園芸品種が日本で育種された。 |
ホームセンターの住宅コーナー
千葉県印西市 2007年9月17日
ふるさと広場の風車をバックに
千葉県佐倉市 2022年10月15日
一般には、すっきりした黄色と橙色が多く、コスモスより早く、夏には咲き出します
撮影 : 千葉県船橋市 2006年8月29日
多くの園芸品種が育種されていて、一重、八重、半八重咲きなどもあるそうです。
前述の紅色が強い品種「サンセット」は、岩手県紫波町出身の橋本昌幸さんによって育種にされました。15年の歳月を要したそうです。夕日色の花だった訳ですね。