ヨウシュヤマゴボウ
(ヤマゴボウ科)---
Phytolacca amricana
L. ---
北米原産の巨大な雑草です。空き地があると、いつの間にか1mにも育ち、薄紅色の小さな花を咲かせて、濃赤紫の実(液果)をつけます。有毒部分は全草で、特に根が有毒だそうです。
「毒をもって毒を制す」という言葉がありますが、薬草園でも見られるから不思議です。何に効くのでしょう。
撮影 : 千葉県船橋市 2006/09/21
科 |
ヤマゴボウ科 |
属 |
ヤマゴボウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヨウシュヤマゴボウ |
漢字表記 |
洋種山牛蒡 |
学名/栽培品種名 |
Phytolacca americana L. |
RDB |
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花期 |
夏:6~9月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
北米 |
備考 |
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国内分布 |
繁殖力が強く、帰化植物として各地で繁殖している。 |
自生環境 |
雑草として、幅広い環境で生育する。 |
補 足 |
生育旺盛な大型植物。有毒植物。鳥によって運ばれる果実には毒がないとする資料と、果実も有毒であるという資料がある。別名:アメリカヤマゴボウ。 |
総状花序の変化が分かります。有毒植物 (全草、特に根は猛毒)です
花後の姿は葡萄状に展開します。茎部分の赤みが特に目立ちますね
撮影 : 千葉県習志野市 2016/09/10
花の咲き始めで、赤味が強くない時期が一番見映えがする状態だと思います
撮影 : 千葉県船橋市 2006/09/21
アメリカヤマゴボウという別名がありますが、 Phytolacca amricana という学名を見る限り、こちらの方が近いのです。でも、欧州や東南アジアにも広く分布していますので、まぁ、妥当な線かも知れませんね。
明治初期に渡来して、繁殖力が強いのか、あっという間に国内各地で繁殖しています。