ボケ
(木瓜、バラ科)---
Chaenomeles speciosa
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小さい頃に住んでいた家の庭に、ボケも植えられていました。小さな家でしたが、家屋の敷地よりも庭の方が広くて、植物好きの親父がいろいろな植物を栽培していたのです。これらを、いつの間にか、覚えていたので、現在の自分があるのかも知れません。
トゲがありますが、記憶では、最初からトゲだった訳ではなく、小枝が(いつの間にか)トゲに化けていく印象です。調べると「小枝が変化する」と記載されていますので、この記憶は間違っていないと思います。バラ科と言っても、薔薇のトゲとは異なる性質に見えますね。
また、花後、不似合いな程に大きな果実が膨らみます。漢字では「木瓜」と書きますが、瓜というより、まるで、花梨(カリン)のようです。属名の意味するところは「大きな口を開けるリンゴ」だとか。撮影できたら、追加していきます。
撮影 : 千葉県船橋市 2024年1月23日
科 |
バラ科 |
属 |
ボケ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
ボケ |
漢字表記 |
木瓜 |
学名/栽培品種名 |
Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai |
RDB |
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花期 |
春:3~4月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
中国 |
備考 |
栽培品種は極めて多い。学名は「大口を開けたリンゴ」となるが、実際に割れることはない。 |
国内分布 |
渡来種。一部、温暖地に野生化している。 |
自生環境 |
温暖地。 |
補 足 |
ボケ属は、中国から渡来したボケと、日本に自生するクサボケと、中国に自生するマゴケの3種で構成される。渡来時期は平安初期以前と古く、帰化種として野生化している。 |
前年に展開した枝に、葉より先に花が付きます。この季節としては、運良く、葉も拡がっていました。
花色としては紅花が多く、次いで、樺色や白花、紅白花を見られます。樺色とは、ほぼ橙色ですね。
千葉県船橋市 2024年1月23日