ハコネウツギ
(箱根空木、スイカズラ科)---
Weigela coraeensis
Thunb. ---
一本の木に幾つかの色合いの花が咲きます。ハコネウツギ(箱根空木)と呼ばれますが、神奈川県に多いということではないのだそうです。学名についても「高麗」を意味するラテン語が使われていながら、本種は日本固有種です。名前について問題があるような気がしますね。
さて、花の色合いですが、咲き始めは白くて、徐々に紅色に着色していくという不思議な性質を持っています。最終的には、かなり濃い紅色になるようですね。
撮影 : 千葉県船橋市 2007年5月22日
科 |
スイカズラ科 |
属 |
タニウツギ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
ハコネウツギ |
漢字表記 |
箱根空木 |
学名/栽培品種名 |
Weigela coraeensis Thunb. |
RDB |
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花期 |
初夏:5~6月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
北海道南部、本州、四国および九州で見られる。箱根近辺に多いという訳ではないとのこと。 |
自生環境 |
各地の海岸付近に自生する。 |
補 足 |
紅色から白色の間で微妙な変化のある花が見られる。育てやすく、栽培品も多くなった。学名は高麗を意味するが、日本固有種である。 |
千葉県八千代市 2011年5月25日
たくさんの筒状の花が咲き、なかなか賑やかになっています
千葉県船橋市 2007年5月22日
耐寒性、耐暑性ともに強くて、育てやすいそうです。ご近所で撮影させて頂いたものが多いのですが、花の咲く時期だけ主張していますが、普段はおとなしい樹木です。