ヒトリシズカ
(一人静、センリョウ科)---
Chloranthus japonicus
Siebold ---
白い花序が4枚の葉の中心から伸びる。明るい林で見られる多年草。ほぼ日本全国で見られる。
この名前は源義経の永遠の恋人(?)とされる静御前に由来する。静は「白拍子」と呼ばれる、現代風に言うとダンサーであった。白い水干(烏帽子)で舞う吉野山の別離のシーンが何度もドラマ化された。源義経がジンギスカンになったという伝説があるが、これは比較的新しい時代に語られ始めた話だそうだが、偶然、時代が一致するのだそうだ。ジンギスカン(吉成思汗)という文字を分解すると、「吉(吉野山の約束)が成って、汗(烏帽子)を思う」と読めるという文章が「ジンギスカンの秘密(高木彬光)」のあとがきに出てくる。なかなか面白い。
撮影 : 北海道函館市 2010年5月10日
科 |
センリョウ科 |
属 |
チャラン属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヒトリシズカ |
漢字表記 |
一人静 |
学名/栽培品種名 |
Chloranthus japonicus Sieb. |
RDB |
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花期 |
春:3~4月 |
結実期 |
初夏:6月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
沖縄を除くほぼ日本全国に分布する。海外では朝鮮半島、中国(東北部)、サハリンに分布する。 |
自生環境 |
山地の湿気の多い林下などに自生する。 |
補 足 |
別名:マユハケソウ、ヨシノシズカ |
東京都八王子市 2001年4月8日
神奈川県相模原市 2001年4月8日
栃木県日光市 1999年4月24日
山梨県南都留郡 2004年4月30日