ホタルカズラ
(蛍葛、ムラサキ科)---
Lithospermum zollingeri
A.DC. ---
春、山歩きをすると、稀にこの美しい花と出逢うことがあります。初めは、外来の園芸種が逃げ出したのだろうとか思っていました。ホタルカズラという雅な名前をもらった野草だったのです。
この時期は、よく山を歩いていますが、出逢ったことは10回に至りません。自生数は少ないのではないかと思います。咲き始めは赤紫色の花だが、時間の経過とともに青紫色(瑠璃色)に変化する。花後に茎が伸びて、所々から発根するらしいのです。この様子から、つる性植物風なので「蔓」という名前があるそうです。
撮影 : 山梨県南都留郡(富士河口湖町) 2004年4月30日
科 |
ムラサキ科 |
属 |
ムラサキ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ホタルカズラ |
漢字表記 |
蛍葛 |
学名/栽培品種名 |
Lithospermum zollingeri A.DC. |
RDB |
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花期 |
春:4~6月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
国内ではほぼ全国に分布する。海外では朝鮮半島、台湾、中国などに自生する。 |
自生環境 |
山地の明るい林縁などに自生する。 |
補 足 |
花が終わった後、茎の途中や先端から根を出して新株を形成する。 |
岩手県西和賀町(旧沢内村) 2002年5月4日
ホタルカズラを意識するようになったのは、沢内村で撮影して以来だったと思います。古いデジタルカメラ(RICOH RDC-7S)で撮影したのですが、それなりに撮れていますね。