ミズバショウ
(水芭蕉、サトイモ科)---
Lysichiton camtschatcense
Schott ---
「夏がく~れば思い出すぅ♪」で始まる「夏の思い出」のイメージが強いため、春の花に入れるのがマズイような感じがしますが、標高の低い場所では春の花とするが妥当でしょう。フード(仏炎苞=ぶつえんほう)の色が白でなかったら、美しい花と思われたかどうか、少し疑問ですね(笑)。
撮影 : 長野県長野市 2004年5月1日
科 |
サトイモ科 |
属 |
ミズバショウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ミズバショウ |
漢字表記 |
水芭蕉 |
学名/栽培品種名 |
Lysichiton camtschatcense Schott |
RDB |
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花期 |
春:4~7月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
北海道および本州の中部以北に分布。海外ではシベリアや千島列島などに分布する。 |
自生環境 |
山地、亜高山帯の高層湿原、針葉樹林下の湿地などに生育する。 |
補 足 |
白い花びらに見えるのは仏焔苞(ぶつえんほう)で、内側にある花穂を包んでいる。一面に広大な群落を作る。 |
新潟県北蒲浦郡 2006年5月3日
群馬県利根郡 2005年6月18日
新潟県北蒲浦郡 2001年4月29日
初春の冷たい水のそばに群生します
白い花芽があがってきました
栃木県日光市 2001年4月24日
東京都八王子市 2004年4月25日
長野県北安曇郡 2013年5月9日
キャベツのような葉がおいしそう~
雪解け水が増えてきました
長野県長野市 2004年5月1日
撮りためた写真を持ち寄って再編集しました。意外に多くの場所で撮影しているものです。秋田と岩手の県境などでも観察したはずですが、見つかりません(笑)。
これが尾瀬のミズバショウ群落です
あれ?葉脈を残して、葉が白いですね
(尾瀬) 2008年6月13日
尾瀬で撮影した群落の写真が出てきました。高層湿原では6月にも咲いています。一応、「初夏」といって良いかも知れません。ただ、基本的には春の花でしょう。
葉が白い個体がありました。葉脈を残して全体に白いのです。これは正常なのでしょうか。今のところ、この個体以外には見ていません。