ヤマルリソウ
(山瑠璃草、ムラサキ科)---
Omphalodes japonica
(Thunb.) Maxim. ---
春、山地の林縁、特に沢沿いのような湿り気のある土壌に淡い紫色の小さな花がたくさん咲いていることがあります。ヤマルリソウ(山瑠璃草)です。
花の色は部分的に赤味が入ってみたり、全体に薄紅色のものも見られます。葉や茎には、白くて細い毛がびっしりと生えていますね。
後日、薄紅色の花が混じっている個体を観察しました。やはり、開花の後、花の色合いが薄桃色から薄青色へと変化するということらしいです。
撮影 : 東京都八王子市 2005年4月17日
科 |
ムラサキ科 |
属 |
ルリソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヤマルリソウ |
漢字表記 |
山瑠璃草 |
学名/栽培品種名 |
Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim. |
RDB |
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花期 |
春:4~5月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州(南東北以南)、四国、九州に広く分布。 |
自生環境 |
山地の林縁や沢沿いなどに生育する。 |
補 足 |
花の色合いは、瑠璃色だけではなく、淡紅色や赤みの強いものもある。 |
東京都八王子市 2012年4月15日
東京都八王子市 2005年4月17日
東京都八王子市 2005年4月17日
千葉県市原市 2013年4月6日
千葉県で観察できた個体で、薄紅色の花と蕾を見ることができました。ロゼット状に拡がる大きい根生葉が特徴的ですね。果実の時期にも、なんとか観察したいものです。