ユキノシタ
(雪の下、虎耳草、ユキノシタ科)---
Saxifraga stolonifera
Curtis ---
湿った林下などに自生する半常緑の多年草です
花弁は5枚、つまり、上の小さくてピンク色の筋が入った3枚と、下の大きくて真っ白な2枚は、同じ花弁なのですね。不思議な雰囲気のある花です。葉は全て
根生葉で、白い毛がビッシリと生えています。
薬草として知られ、貼り薬として火傷や凍傷に、飲み薬として百日咳やひきつけに効果があると言われています
撮影 : 東京都八王子市 2003年5月18日
科 |
ユキノシタ科 |
属 |
ユキノシタ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
半常緑多年草、薬用植物 |
標準和名 |
ユキノシタ |
漢字表記 |
雪の下 |
学名/栽培品種名 |
Saxifraga stolonifera Curtis |
RDB |
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花期 |
春:5~7月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州、四国、九州。 |
自生環境 |
山地の湿った岩場、湖沼畔に自生。人家の裏などで栽培される。 |
補 足 |
コジソウ(虎耳草)として薬草とされ、山菜として食用に供される。五弁花、上の3枚には紅色の斑点がある。 |
千葉県柏市(旧沼南町) 2004年5月15日
花は独特な構造をしていますが、いつ見ても「けっこう、可愛らしいなぁ」と思います。久しぶりに多くの花が咲いている場所を見つけて撮影しました。少しおとなしい花に見えたのですが、どうやら、上部3枚の花弁にある紅斑が小さく、色が滲んでいないことが分かりました。個性でしょうか。