ユキワリコザクラ
(雪割小桜、ユキワリコザクラ科)---
Primula farinosa
(Franch.) L. subsp.
modesta
(Bisset et S.Moore) Pax var.
fauriei
(Franch.) Miyabe ---
紋別から網走、知床、根室、釧路と道東を海岸沿いにぐるっと廻ってみました。この旅の後半、霧多布湿原に向かう途中で出逢った小さなサクラソウです。
日本にはいろいろなサクラソウがあるのですね。海岸に近い荒れた草原にたくさん咲いていました。葉がよく写っていません(見えているのはアカツメクサの葉)が、葉身は丸みがあって葉柄が細いので、アイスクリームを食べる小さなスプーンのような姿です。草丈が小さいのに花の付きはとても良いようですね。花中心部の黄色がチャームポイントでしょう。
撮影 : 北海道厚岸郡(浜中町) 2010年6月2日
科 |
サクラソウ科 |
属 |
サクラソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ユキワリコザクラ |
漢字表記 |
雪割小桜 |
学名/栽培品種名 |
Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. fauriei (Franch.) Miyabe |
RDB |
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花期 |
春:5~6月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州の北部と北海道に分布する。海外では千島に分布する。 |
自生環境 |
少し湿り気のある土壌。湿原、岩場、海岸、草原など。 |
補 足 |
道南などに自生するオオサクラソウの変種に当たる。葉柄など、植物体全体に白い微毛が見られる。 |
花期が早く、まだ寒い内から咲き出すという名前が付いています。そうは言っても、北海道での花期は5月から6月。ただし、周辺はまだ早春のようですね。