キンバイソウ
(金梅草、キンポウゲ科)---
Trollius hondoensis
Nakai ---
鮮やかな橙色の花が、高原を染めるように咲いています。金梅草と書きます。どうみても花弁に見えるのは萼で、その上に細く突き出している部分が本当の花弁です。少し細くて斜めに突き出ているオシベと、3つの要素がバランス良く構成されています。
撮影 : 山梨県牧丘町 2004年7月19日
科 |
キンポウゲ科 |
属 |
キンバイソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
キンバイソウ |
漢字表記 |
金梅草 |
学名/栽培品種名 |
Trollius hondoensis Nakai |
RDB |
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花期 |
夏:7~8月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
国内では北海道と本州の高山帯に分布する。 |
自生環境 |
亜高山帯の開けた草原や湿原、林縁に自生する。 |
補 足 |
梅の花に似た金色の花を咲かせるという意味で、金梅草と呼ばれる。園芸種がトロリウスとして販売されている。 |
上方から見ると冠のような形態に見えます
橙色というか山吹色というか、とにかく目立ちます
山梨県牧丘町 2004年7月19日
開いたばかりの花には、たくさんの昆虫が訪花していました
山梨県牧丘町 2004年7月19日
それぞれの節から2本ずつ花茎が出る傾向があるのだそうです
山梨県牧丘町 2005年7月24日
トロリウスという呼び名で園芸流通しているようです。資料によると開花時期は5~6月、つまり、高原より少し早めに咲き出すということですね。