コバイケイソウ
(小梅蕙草、ユリ科)---
Veratrum stamineum
Maxim. ---
しっかりと咲いていますね。実は、なかなか、これだけ花が咲いている姿を見ることができませんでした。花の咲き方にムラがあるというのか、花の多い年と少ない年があって、多い年の方が少ないのだろうと認識しています。つまり、「アタリ年」があるということです。
とても草丈の高い草本で、分かりやすい例を挙げれば、単体ではトウモロコシのような全体像をしています。北海道では分かりませんが、本州の自生地では高山に出かけなければ出逢うことがありません。湿原を好むようです。花には少しニオイがあるそうですが、あまり近い位置で見ていませんのでピンと来ません。芽の頃、食べられそうな雰囲気があるのだそうですが、これは有毒植物です。
撮影 : 長野県諏訪市 2010年6月20日
科 |
ユリ科 |
属 |
シュロソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
単子葉植物、多年草、有毒植物、高山植物 |
標準和名 |
コバイケイソウ |
漢字表記 |
小梅蕙草 |
学名/栽培品種名 |
Veratrum stamineum Maxim. |
RDB |
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花期 |
夏:7~8月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州の中部地方以北および北海道 |
自生環境 |
高層湿原など湿地などで見られる。 |
補 足 |
有毒植物であり、同時に薬用植物ですが、誤食は避けるべきです。 |
長野県諏訪市 2010年6月20日
長野県駒ヶ根市 2008年7月24日
福島県南会津郡 2007年6月23日
長野県諏訪市 2010年6月20日
長野県(北アルプス) 2013年6月27日 alt.=1,680m