コウトウシュウカイドウ
(紅頭秋海棠、シュウカイドウ科)---
Begonia fenicis
Merr. ---
撮影地はイリオモテヤマネコで知られる西表島(沖縄)のジャングルの中です。湿った細い山道を歩いていると、大きな岩の隙間などから立ち上がって、かわいらしい花を咲かせていました。ベゴニアの仲間であるシュウカイドウだとわかったのですが、日本に自生しているという知識がなくて、こんなところに外来種が入り込んでいるのか!と驚いたものです。
日本には、やはり西表島などにマルヤマシュウカイドウという仲間があり、この2種だけが自生種なのだそうです。
撮影 : 沖縄県(西表島) 2007年4月11日
| 科 |
シュウカイドウ科 |
属 |
シュウカイドウ属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
| 標準和名 |
コウトウシュウカイドウ |
漢字表記 |
紅頭秋海棠 |
| 学名/栽培品種名 |
Begonia fenisis Merr. |
RDB |
環境省=絶滅危惧II類(VU)・沖縄県=危急種 |
| 花期 |
春:3~10月 |
結実期 |
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| 原産地 |
日本、台湾、フィリピン |
備考 |
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| 国内分布 |
沖縄八重山諸島の西表島、西表島、与那国島に分布している。 |
| 自生環境 |
森林(ジャングル)の渓流など水が流れる場所の岩場に自生する。 |
| 補 足 |
ベゴニアの仲間で日本に自生しているのは、本種とマルヤマシュウカイドウのみ。 |
花柄を長く伸ばして、中央部が黄色い花を咲かせていました
沖縄県(西表島) 2007年4月11日
自生種だと思わず、軽い気持ちで撮影していました。次の機会があれば、きちんと撮影したいところです(カヌーで川を上って到着したんです)。