ニセアカシア
(贋アカシア、マメ科)---
Robinia pseudoacacia
L. ---
マメ科で高木になるニセアカシアです。とても丈夫で、成長が早く、やせた土地でも元気に育ちます。やはりマメ科ですから、例の根粒菌(バクテリア)が応援してくれる訳ですね。
本来のアカシアを日本ではミモザと呼んでいます。実はこれも間違いでして、ミモザはオジギソウのことですね。属名のハリエンジュと表現すれば誤解が少なそうですが、複数種を含む名前を種小名にしてしまうと混乱しないでしょうか。
スミレ科スミレ属のスミレのことを、誤解なく相手に伝えるために、学名のマンジュリカを使わざるを得ない状況です。学名が長かったり、小難しかったりしたら、本末転倒になってしまいそうです。
撮影 : 千葉県船橋市 2022年5月3日
科 |
マメ科 |
属 |
ハリエンジュ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉高木 |
標準和名 |
ニセアカシア |
漢字表記 |
贋アカシア |
学名/栽培品種名 |
Robinia pseudoacacia L. |
RDB |
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花期 |
初夏:5~6月 |
結実期 |
秋:10~11月 |
原産地 |
北アメリカ |
備考 |
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国内分布 |
北アメリカ原産、各国に移植されている。 |
自生環境 |
外来種:河川敷や路傍に、事実上、野生化している。 |
補 足 |
マメ科で根粒菌と強制して生育する、荒地でもよく育つ。根張りが良く、崩壊地の砂防や観賞用に明治時代初期に人為的に導入された。強靱さを持つため、除去が困難であり、侵略的外来種と扱われている。 |
星形をした薄紫色の花が多いようです
とても良く成長します(枝に棘がありますね)
群馬県中之条町 2006年6月14日
花びらが開く前のふっくらした姿がカワイイ
茶色い豆果の莢、マメ科であることが明確!
長野県松本市 2018年5月8日
千葉県船橋市 2022年5月3日
北海道(国道五号線沿い) 2024年6月13日